« The Furniture in the Former Crown Prince’s Palace ④ | トップページ | フリーメーソンのネットワーク、物質文化、そして出島 »

2020/05/27

Masonic network, material culture and international trade

フリーメーソンのネットワーク、物質文化、そして国際貿易

 

江戸後期輸出漆器概論その12(仮)でも書いたこの頃の輸出漆器と

フリーメイソンの関係。オランダ、ハーグにあるオランダフリーメ

イソン博物館(文化フリーメイソンセンター)に残る資料をメインに

描かれたアンドレア・クゥーン氏の博士論文がライデン大学リポジ

トリで公開された。

 

フリーメイソンのネットワーク、物質文化、そして国際貿易

 

副題に、

「東南アジアとの商業的および文化交流的へのオランダのフリー

メイソンの関わり(1735-1853)」

とつく。

 

850ページ越えの大ボリュームゆえにまだ全部読んではいないが、

その中に、日本のフリーメイソンという章がある。

 

公式には、日本におけるフリーメイソンのロッジの設立は横浜に

1866年に設立されている。ただし、ここはイングランド・グラン

ド・ロッジの承認を受けているのでオランダ人とはあまり関係が

ないと思われる。

 

一般には、18世紀末に商館長として来たイサック・ティチングが、

日本に来た最初のフリーメイソンと言われている。(ウィキペディ

アの「日本のフリーメイソンリー」による。)

 

40ページ程の中で、フリーメイソンのシンボルの入った漆器のデ

ザインの出所に言及していて、どの図柄が使われているかで、大体

の製作の時代区分が出来そうである。

 

特に、アメリカ、レキシントンにある旧ナショナル遺産博物館(現

Scottish Rite Masonic Museum and Library)所蔵されるフリー

メイソンのシンボルが描かれた煙草入れに関しては興味深い。

57585

ここは、現在の名前が示す通りアメリカ建国の歴史とフリーメ

イソンに関する博物館。アメリカの歴代大統領の中にかなりの

数でフリーメイソンがいるのは知られた話。

 

この小箱に関しては、初代大統領のジョージ・ワシントンから

送られた物とされる事。70年代に博物館が購入した際に1835年

に書かれた手紙が入っていたようで、そこに書かれたことを基に

博物館の学芸員が調査した結果、あの1799年に出島に来たデブ

ロー艦長がアメリカに持って帰ったらしいという。

624f9d5cc3ae5cd5179f794fd97b977f

論文の中では言及されていないが、デブロー艦長もフリーメイソ

ンである。

 

こういう事実を、少しづつ補足することで、この時期の輸出漆器

の全体像がもう少し見えそうである。

 

全部読み終わったらもう一度書いてみたいと思う。

 

 

 

 

« The Furniture in the Former Crown Prince’s Palace ④ | トップページ | フリーメーソンのネットワーク、物質文化、そして出島 »

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

« The Furniture in the Former Crown Prince’s Palace ④ | トップページ | フリーメーソンのネットワーク、物質文化、そして出島 »

フォト

instagram

2024年3月
          1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
31            
無料ブログはココログ