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2020/06/17

Qing Lacquer Needlework Table part2

清製の黒漆塗りニードルワーク用の作業テーブル その2

 

Dsc08751

 

個人的には、いまだに謎なのだが清製の家具はどんな接着剤を使っ

いたのだろうか。日本では、漆そのものや、鹿革から取った膠な

んかが使われていたことが知られている。漆を使う国として、漆を

主に使っていたのかもしれない。

 

Dsc08758

 

この作業机、上の天板の部分は後ろ側の蝶番で開くようになってい

る。蝶番は、ネジで固定。古くからのイギリスとの付き合いで自国

でネジを作れるようになったのだろう。日本の物は、明治時代に入

ってしばらくまでネジではなく釘が使われている。

 

Dsc08750

 

蝶番は真鍮製。2枚重ねで溶接されて、開いた状態で止まるストップ・

ヒンジが使われている。かなり厚めで質実剛健に見える。

 

Dsc08618

 

上の箱の部分と脚部は実はネジで固定されていたりする。輸送を、

念頭にデザインされたのだろうか。従軍家具的な発想である。貫

の部分も、もともとはただほぞを差し込み釘で止めてあっただけ

かもしれない。

 

Dsc08723

 

上の箱部の裏側。ペアのマッチングの為に書かれた「元一」の文

字が見える。やはり漢字の国。ほぞを差し込み、4つのネジで脚

部を留める。

 

Dsc08722

 

蝶ネジの様に、スクリュードライバーを使わずに締めれることが考

慮されている。これも真鍮製。

 

Dsc08619

 

挽き物の部分にほぞが切ってあり、下の脚部に差し込む。ほぞがか

なり突き出しているのが見える。

 

Dsc08742

 

そこに対して横から釘を打ち抜けないようになっている。当然な

がら机を横から見るとこのほぞが見えてしまう。

 

Dsc08761

Dsc08762 

 

構造的に、見ても意匠的に見ても、日本製の漆器との関連性は明白で

ある。この後、この地域で力を持ったイギリスが数でも大量に清製の

漆器群を産み出していく。現在のアンティーク市場を見ても、その

残る数は圧倒的。

 

この時代の、清の輸出漆器も包括的に研究して欲しいものである。

 

 

 

 

 

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